VANITY2 
2001年
展覧会:第4回岡本太郎記念 現代芸術大賞
素材:発泡スチロール
サイズ:
会場:川崎市岡本太郎美術館 神奈川

 

VANITY2 
2001 
exhibition:The 4th Taro Okamoto Memorial Award for Contemporary art
material:
Styrofoam
size:
place: Taro Okamoto museum of Art Kawasaki, KANAGAW


人に振り向かれない素材を使い、新たな意味を持たせる。
今回、普段目にするゴミ,発泡スチロールを使いインスタレーションを作ります。
この素材に私は二つの面白さを感じています。
一つは、商品の梱包のために完璧にデザインされた形を持ち、商品から引き剥がされた瞬間にその意味を失い、ゴミになってしまうという面。
二つ目に,アーティストがこの素材を使った場合、その殆どが作品の内側に収められ、存在すら見えない面。

しかし、1947年にアメリカのスタイルフォーム社が開発したこの製品を私はいかにも20世紀的だと感じていますし、また自然分解しない普遍性も兼ね備えています。
この一見アートと相反する素材に一切加工せず、意味を失った形を集め、巨大なインスタレーションを作ったとき、新しく素材に対する意味と美しさを生みます。