An Oasis for City-Dwellers 2000 material:TV,fak fur,ewood,book size: place:ZOOM, ZEXEL ART SPACE, TOKYO
今回の作品はビルの一階にあるガラス張りの大きなギャラリーでの発表となった。 何度も下見に行き、今まで何度も訪れた渋谷の場所の性質とギャラリーの立地を考え、架空の公園を作ろうと考えた。 全てフェイクで作られ、本当の意味での居心地良さを提供することで、街でトイレに入るにもコーヒーを買って借りるような不便な場所で暮らしている我々へのアンチテーゼに成ればと思う。 また今回は、腰掛けたり、はしごに登ったり、部屋に入ったりと視線の変化を心がけた。 これは、通常立ってみることに慣れてしまった鑑賞方法に変化をもたせることで受身になっている鑑賞者をより作品に踏み込ます試みでもある。 中央の和泉には4台のTVモニターから水音が流れ、外側の円形のシートには4人の男女が観客に話しかける。 座席の下には白いカバーで内容を隠された僕自身の本のコレクションがランダムに並べてあった。 作品
1 泉
2 トイレ 公園にあるトイレ。中には製作風景や製作日記が置かれ、汚い言葉のドローイングや写真などが書き込んであった。 3 犬 フェイクファーで作られた犬で、顔はTVに僕の顔が眠っている。数分に一回目を覚ます映像が流れる。
4 鳥の巣 ハシゴを登ると巣箱の中にビデオが流れている。鳥の格好した僕が目玉焼きを10個食べる映像。 5 コーヒー ポットとカップが置かれてあり、観客は自分で飲もうとするが、コップの中には水中花が入って飲むことができない。